北越谷の皆さまへ。健康診断で「肝機能が引っかかった」どうしますか?
2025.09.02
北越谷の皆さまへ。健康診断で「肝機能が引っかかった」どうしますか?
健康診断の結果を見て、「肝機能異常」や「要精密検査」と書かれていて驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、自覚症状が出にくいため、気づかないうちに病気が進行していることが少なくありません。
しかし、そのサインを見逃してしまうと、思わぬ病気につながることもあります。
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肝機能の数値が引っかかる原因とは?
健康診断で肝機能の数値(AST、ALT、γ-GTPなど)が高いと指摘される原因は様々です。
- 脂肪肝:最も一般的な原因の一つです。アルコールの飲みすぎだけでなく、肥満や過食、運動不足が原因で、肝臓に中性脂肪がたまる状態です。特に、アルコールをほとんど飲まない方でも発症する「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」が増加しています。
- アルコール性肝障害:飲酒量が適正範囲を超えている方に多く見られます。飲酒によって肝臓に負担がかかり、炎症が起きている状態です。
- ウイルス性肝炎:B型肝炎やC型肝炎ウイルスに感染することで、肝臓に慢性の炎症が起きる病気です。
- 薬剤性肝障害:一部の薬やサプリメントが原因で肝機能に影響が出る場合があります。
- その他の病気:自己免疫疾患や、胆道系の病気などが原因となることもあります。
「たかが肝機能」と放置しないでください
「別に自覚症状もないし、大丈夫だろう」と放置するのは大変危険です。肝機能の異常を放置すると、炎症が慢性化し、やがて肝硬変や肝臓がんへと進行するリスクが高まります。これらの病気は、一度発症してしまうと元の健康な状態に戻すことが難しく、治療も長期にわたります。早期に原因を特定し、適切な対策を始めることが、肝臓の健康を守る上で最も重要です。
クリニックへご相談を
もし健康診断で肝機能の異常を指摘されたら、お一人で悩まずに、まずは当クリニックにご相談ください。血液検査の結果を拝見し、必要に応じて腹部超音波検査などを組み合わせることで、肝臓の状態を詳しく調べることができます。
患者様一人ひとりのライフスタイルや検査結果に合わせて、適切な治療法や生活習慣のアドバイスをご提案いたします。肝臓の健康は、全身の健康に直結します。手遅れになる前に、当院でしっかり向き合っていきましょう。ご予約をお待ちしております。
※当院の院長は、「日本肝臓学会肝臓専門医」の資格を持っております。